「無限」の手によって開発された限定300台発売のホットモデル「HONDA 無限 CIVIC TYPE-RR」
ホンダのホッテストバージョンに与えられる栄光のブランドネームが
「TYPE-R」。その最新作が3月に発表された「CIVIC TYPE-R」
2000ccのK20A型4気筒DOHC・VTECエンジンを徹底的に
チューニングするとともに、サスペンションも専用セッティングとした
「サーキットで最速タイムを叩き出すこと」を目標に開発された
「TYPE-R」は、走りを極めたFFスポーツだった
しかし、その上を行くホットモデルが「無限」の手によって開発された
それが限定300台限定発売のコンプリートカー
「無限 CIVIC TYPE RR」
無限RRはHONDA系チューナーの無限が初めて手掛けた
本格派のコンプリートカーである。価格は「TYPE-R」より
200万円近く高い477万7500円とした。受注生産の形で
300台を販売する計画。重量5.5kgと、タイプRより3kgも軽い
アルミ製のボンネットを筆頭に、約15kgの軽量化を図っている
サスペンションは専用チューニングされ、タイヤも専用開発の
BS・POTENZA/RE070(225/40R18)を履く
ショックアブソーバーは減衰力5段調整式だ。ブレーキもパッドと
ローターを専用チューンしただけでなくブレーキラインもステンレス
メッシュとした。エクステリアは専用デザインのエアロパーツが目を引く
ボディも専用のミラノレッドに塗られている
エクステリアは標準のTYPR-Rより精悍なルックスだ
カーボンコンポジット製のフロントバンパーはエアインテークの
存在感を強調したデザインで、その両端にはディスチャージ
フォグランプを配した。専用デザインのグリルには専用エンブレム
も付く。アルミ製のボンネットは左右にアウトレットを装備する
ボディサイドはスポイラーで個性を際立たせた
リアビューではカーボンコンポジット製の大型スポイラーと
ガーニッシュフラップが目を引く。これは可変式。そしてバンパー
下からはアンダースポイラーとディフューザーが覗いている
マフラーは左右出しのデュアルエキゾーストとした
タイヤはノーマルのTYPR-Rと同じ225/40R18サイズの
BS・POTENZA/RE070だが、アルミホイールはリム幅が8Jに
広げられている。軽量ホイールやアルミ製のボンネットなど
軽量化も徹底して行った
1998ccのK20A型4気筒DOHCエンジンも専用チューニング
されている。カムシャフトやバルブスプリング、インテークダクトなどを
専用設計とし、大容量のエアボックスや4-2-1エキゾーストマニホ
ールド、スポーツキャタライザーなどを採用した
左右異形サイレンサー・デュアルエキゾーストも自慢の装備の1つ
最高出力は15psアップの240ps/8000rpm
最大トルクは0.3kg-mアップの22.2kg-m/7000rpmとなる
インテリアで最初に目に付くのは「RR」のロゴが刺繍された専用
設計のレカロ製バケットシートだ。カーボン製シェルで覆われて
リクライニング機構も付いている。これ以外ではアルミと本革の
シフトノブ、クイックシフターが注目の装備だ。また、ドライバーの
前には専用デザインのタコメーターが置かれ、その左側には水温
油温・油圧を表示する3連補助メーターが並んでいる
これも専用デザインだ。スポーツペダルも標準のTYPE-Rとは違う
コンソールにはシリアルナンバープレートが付き、キーレスエントリー
一体型のキーも専用品
スエード製の専用シートは一般路ではホールド性が良いし
座り心地も良い。高さ調整のハイトアジャスターが装備されている
のも親切。が、強烈なGがかかるサーキット走行では身体を支えき
れない。これに対しレカロ製のバケットシートは、強烈な横Gに耐え
身体をしっかりと支えることができる
<~試乗体験記~資料参考>
ステアリング右側にあるスターターボタンを押して始動する
高度にチューニングされたK20A型4気筒エンジンは安定した
アイドリングを披露し、吹き上がりも滑らかだった。加速していく
時の音色はかなり違う印象だ。ビートの利いた心地よいサウンド
だが、クルージングでは思いのほか静かだった。ノーマルのタイプR
と比べても静かである。クラッチ踏力もそれほど重くない
ギアは確実に入る
VTECの切り換えポイントは5800回転のままだ。そこから
フルスロットルを与えると音色が変わり、レーシングエンジンの様に
シャープなレスポンスと気持ちいい加速を存分に味わうことができ
る。9000回転まで一気に回り切るが、伸びのよさと「パンチ力」
は一歩上だ。早めのシフトアップを強いられるほど、高回転域の
伸びは鋭かった。また、実用域のトルクもやせていない・・
これも驚きの1つだ!
ストラットにダブルウイッシュボーンのサスペンションは、リアの減衰
をちょっと下げ、滑らかなトレース性を狙った。サーキットでホットに
攻め立てても群を抜く高いスタビリティ能力を見せつける
コントロール性も文句なしだ。連続するコーナーでも無理なく狙った
ラインに乗せることができる。ドライバーの上を行く高いポテンシャル
の持ち主だった。この「無限RR」を自在に攻め込むにはかなりの
テクニックを必要とするだろう。それだけに、生半可の走りでは余裕
たっぷりだった。ブレーキの利きも素晴らしい!
200km/h近いスピードからの減速でも確実に気持ちよく止まる
油圧制御式パワーステアリングの応答レスポンスは良い
操舵に対するリニアリティは高く、意のままの走りを堪能できる
かなり価格は張るが、それだけの価値を見出せる高感度の
コンプリートカーだ!
━━……………‥‥‥‥・・・・・・‥‥‥‥……………━━
<MUGEN CIVIC TYPE-RR/筑波走行>
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